シシ丸STANDARD

スタンダード ≒ 定番、ベーシックが好きなアラサー男、シシ丸です。ファッション(主にジーンズ、時計、靴)、自転車、たまに日常などを綴るブログです。

エスケープR3 カスタム ステム・シートポスト等交換(GIANT×cinelliでブラック化)

こんにちは、シシ丸です。

 

 

ジーンズ?暑くて履いてらんないぜ。ジーンズに汗吸わせてもいいことないので、むしろちょっと控えてます。

 

 

カスタムシリーズ。前回はポジションの変更と見た目をシュッとさせたくて、ハンドルカット、ステム逆付け、グリップ交換、サドル交換という簡易的なカスタムを施しました。

 

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しばらくこの状態で乗っていて、特段不満という不満はなかったのですが、エスケープR3でやりたかったカスタムがありました。それは、ステム、ハンドル、シートポスト等のブラック化

 

 

 

 

 

きっかけ

不思議なものでひと口に自転車と言えど、モノによって全然違う。クロモリロードのエディメルクスさんのレストアを行いながら、クロモリバイクには磨いて輝くような無垢な金属パーツがよく似合うなーと感じてます。かたやアルミ製やカーボン製の立体的なフレームの場合、これが当てはまらない場合がある。もちろんあくまで個人的な好みによる部分。ボディカラーとの相性もあると思います。事実、同じエスケープR3でもボディカラーによっては、これらのパーツがブラックなやつもある。クロスバイク購入時の候補だったGIOSのミストラルやビアンキのローマなど、これらのパーツにブラックを採用しているモデルは多い。そういったモデルと比較すると、ぼくのなかではブラックトーン×シルバーパーツの組み合わせは、ちょっとチープな印象だったり、派手かも?と感じていました。この気持ちが強くなってきたので、冷めないうちに思い切って変えてみました。

 

 

交換するパーツ

もろもろブラック化にあたり用意するパーツは以下の6点。

  • ステム
  • ハンドル
  • ステムスペーサー
  • トップキャップ
  • シートポスト
  • シートポストクランプ

 

ぼくはトップキャップを用意し忘れました。どれもピンキリなんですが、ステムとシートポストの2点は装着後目立つパーツでもあるので、イタリアのcinelli(チネリ)というメーカーのパーツにしました。あとはお好みでグリップバーエンドキャップなども変更してみてもいいかも知れません。
 
 
 

cinelli(チネリ)を選んだ理由

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ロゴがお洒落でかっこいいから。レストア本にチネリのロードバイクが載っていて、かっこいいのなんの。イタリアのロードレーサーの原型を作った名門メーカーらしいです。だからと言ってヴィンテージや高額の車体やフレームなんてそうそう手を出せるものではないし、その気もない。そこで終わると思いきや、チネリはパーツも作ってると知る。何かのパーツをエディメルクスさんのレストアに使ってみようかとも考えましたが、国産メーカーのミヤタのフレームなので交換する部品は出来るだけ国産メーカーにしたい。もういっそ、エスケープR3のカスタムに使おう。こんな流れ。GIANTの、しかもエントリーグレードのクロスバイクにチネリのパーツってどうなんよ?とも思いましたが、何でもありのカスタムスタンスなのでいいのです。もともと多国籍パーツで組まれている自転車なんで。
 
 
 
 
 
 

パーツ選びの注意点

各クランプ径を確認

クロスバイクはその名の通り良いとこ取りで作られたようなジャンルなわけで。つまりは、色々な部品にロードバイク用の規格だったりMTB用の規格が混在していたりします。まずは取付部の径(クランプ径)が合わないと取付けられません。ステムのハンドルクランプ径とコラムクランプ径、シートポストも径をよく確認したうえで購入しましょう。最悪シムというパーツを使用して径を変更する方法もあるようですが、力や体重がかかるパーツなのであまり気が進まない。というわけで、基本的に取付可能かどうかは各クランプ径を合わせればオーケー。
 
 
 

ステムのサイズ・角度を確認

なんやかんや取付可能と確認できたら、次はステムの長さや角度を選びます。純正パーツでもハンドルカットやステム逆付け、ステムスペーサーによって高さやポジションの調整はある程度可能ですがやりすぎると不恰好なので、パーツを交換する際は少ない調整で良い位置に持っていけそうなものを探り当てられればベストだと思います。ぼくも一応この辺考えて選びましたが、はっきり言うと勘です。角度については任意の角度に調整できる可変ステムなんつーのもあります。個人的な感覚ですが、目安として純正パーツの調整範囲で満足できる場合は純正パーツに近いサイズを選べば良いし、もっとこうしたいという目的があれば純正よりちょっと長いものや短いものといった感じで選ぶと失敗は少ないかもしれません。基準はあくまで純正のサイズ。極端に純正と違うサイズを選ぶのは、たぶん色々狂うので失敗のもとだと思います。危ないしね。

 

 

 

エスケープR3の各純正部品サイズ

  • ステム: 90mm(XS、S)、110mm(M)
  • ハンドルクランプ:Φ25.4
  • コラムクランプ:Φ28.6
  • シートポスト:Φ27.2x300mm
  • シートポストクランプ:Φ31.8
 
 
 
 
 

交換作業

ステム・ハンドル等の交換

作業内容自体は前回とほぼ同じ、違うのは各パーツを「交換」するということくらいなので省略しつつ紹介します。まずはハンドルまわり交換パーツ。

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チネリのステム、ハンドルクランプ径がΦ31.8なので、ハンドルもそれに合わせてクランプ径を純正のΦ25.4からΦ31.8にサイズ変更しています。
 
 

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取り付け中。トップキャップを用意し忘れたので純正を再利用しました。なんか、これはこれでアクセント的な感じになったので、まぁいいやってなってます。
 
 

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続いてハンドルカット。バリが出るのでヤスリ等で整えましょう。あとはハンドルまわりの部品を戻して、位置調整して、締め忘れのないように確認しながら各ボルトを締めましょう。
 
 

シートポスト等の交換

こちらはハンドルまわりと比べると簡単。

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純正のクランプはレバー付のクイックリリースですが、ボルト止めのものにしました。
 

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シートクランプゆるめて純正シートポスト引っこ抜いてシートクランプ取って新しいシートクランプあてがって新しいシートポスト突っ込んでシートクランプ締めます。急に乱暴な感じですが、こんなもんです。あとはサドルを移設するくらい。簡単ですが油断せず、こちらも締め忘れのないように。
 
 
 

GIANT × cinelli

全体図はこんな感じ。

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ハンドルまわりとシートポストがブラックになったことで、フレームとの一体感がでたのでスポーティで落ち着いたような気がします。こればっかりは好みですけど、個人的には満足。
 
じつはステムの長さを変更しました。エスケープR3の(XS、S)サイズ純正の90mmから110mmに。あとで気づいたんですが、(M)サイズ純正と同じ長さでした。

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角度もありますが、単純計算でいままでより20mm前にハンドルがつくことになります。ゆるーい比較画像をご覧下さいませ。
※撮影位置がざっくりです。それっぽく線とか引いてますが、本当に参考にしかなりませんのであしからず。
 
ノーマルステム逆付け ver

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ハンドル位置がサドルよりも高く、フロントホイール中心よりも手前にあります。
 
 
GIANT × cinelli ver

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撮影条件がとっても微妙なのであれですが、ハンドル位置がサドルと同じくらいの高さ、フロントホイール中心のほぼ真上にきているのはわかるかと思います。
 
 
単純な色替えだけじゃなく、ノーマルパーツではできない調整ができることもパーツ交換によるカスタムのオモシロイところ。ビフォーアフターも楽しめると思います。ぼくは今回のカスタムでハンドル位置が前にでたので、いままでよりも気持ち前傾姿勢になって窮屈さがなくなったので、個人的にこれくらいで乗りやすくなりました。でも、また慣れちゃうと分からなくなっちゃうんだろうなって気もしてます。ペダル交換したいー
 
 

エスケープR3 2020モデルについて

こんにちは、シシ丸です。

 

マイクロスバイクでもあるジャイアントエスケープR3、立ち寄ったサイクルショップで2020モデルが並んでいて、新しいの出たんだなーと眺めていたら、なんか細かく色々変わったようなので、前モデルと比較しながら紹介したいと思います。クロスバイク界のスタンダードがどう変わったのか、感想も含めつつ。

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ニューモデルラッシュ!!

どうもジャイアントはクロスバイク、スポーツバイク界においては、先陣を切ってニューモデルをリリースしてくるメーカーらしい。毎年6月〜7月辺りにリリースされるようです。他メーカーはおよそ1、2ヶ月遅れ、つまり8月から9月辺りにはニューモデルが出揃ってきます。クロスバイクやスポーツバイクの購入を検討している方にとっては、新モデルの情報が出てくれば、旧モデルとの比較ができる時期なわけです。

 

ぼくはエスケープR3の2018モデルを、2019モデルと比較した上で購入しました。運よく旧モデルの在庫があり新旧どちらでも選べる状況。2018モデルと2019モデルの違いはごく僅か。装備はほぼ同じでクイックリリースかスキュアーナットか。定価は2018が50000円で2019が52000円。あとはボディカラーのラインナップが一部変更、とはいえぼくが狙っていたブラックトーンはそのまま継続。もうあえて2019モデルを選ぶ理由はない。

 

 

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新モデルに特段の変化がなかったり、装備の変更があっても旧モデルのほうに魅力を感じるなんて場合もあります。ぼくもそうでしたが、在庫車があれば割安で購入できるチャンス。購入を検討されているは、旧モデルも視野に入れて選んでみるのも良いと思います。

 

 

 

 

 

エスケープR3 2020モデル変更点

フレーム

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写真上が2020モデル。パッと見はわかりにくいですが、大きな違いは赤丸部分。2019モデルまではトップチューブとシートステーが同じ高さで溶接されていますが、2020モデルはオフセットシートステーという高さをズラして溶接された新型フレームになっています。ぼくも含めてエスケープR3を選ぶ方はエントリーユーザーが多いと思われるので、乗車して感じ取れる微小な違いなどはわからないかも知れません。初心者目線では見た目の違いになると思います。

 

 

 

タイヤ

2018・2019モデルはKENDA K-193 700x28Cというタイヤ、2020モデルはGIANT ESCAPE R TIRE 700x30Cというタイヤに変更されています。見た感じ幅広のスリックタイヤでした。

 

 

 

 サドル

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GIANT CONNECT COMFORTというサドル。これ、面白いのはサドル自体に拡張性を持たせているところ。ユニクリップシステムというジャイアントのスポーツバイクにおける新システム。別売りのテールライトやサドルバッグやフェンダー等を、後付け感なくスマートに装着可能ってことらしい。ユニークですね。シート自体に不満がなければ便利な機能だし、今後のラインナップの広がりなんかも楽しみです。

 

 

 

グリップ

ERGO LOCK ON GRIPというエルゴノミック形状、ようは人間工学に基づいて設計・デザインがなされたグリップ。実際に触ってきましたが、握った感じ表面はモチモチした感触で芯はコシがある印象。滑らないしクッション性も良くて疲れにくそうでした。ぼくの2018モデルの純正グリップは手が痛くなるしチープさもあったので、これはウラヤマシイ。

 

 

 

ボディカラー

全5色展開。2020モデルでは「マットエメラルド」「ブルートーン」「レッド」が新色として登場しています。新色と入れ替えに2019モデルにあった「オーシャングリーン」「マンゴー」「ブルー」は廃番カラーとなっています。「ホワイト」「ブラックトーン」についてはそのまま継続です。

 

 

 

 

 

2019-2020モデル継続点

サイズ

430(XS),465(S),500(M)の3サイズ、ジオメトリも特に変更なし

 

トップクラスの軽さ

465(S)サイズで10.7kgの重量は変わらず。フレームやタイヤの変更があったにも関わらず重量増にはなってません。

 

スキュアーナット

クイックリリースではなく、ネジ止めのスキュアーナット。2019モデルから採用され始めましたが、これも継続のようです。ちなみに2018モデルはクイックリリース。

 

コンポーネント

ほぼ変更なし。

 

価格

 52,000円(税抜)

2019モデルと同じです。今回のモデルチェンジは内容的に多少値上がりしてもおかしくないような内容ですが、嬉しいことに据え置き価格。

 

 

 

 

 

2018モデルオーナーとしての感想

一番売れてるクロスバイクとして実績を積み上げてきた人気車種だけに、モデルチェンジって難しいと思う。ここまで実績ある車種の場合、モデルチェンジであまり大きな変化は必要ない。あまりに大胆な変化をして受け入れられなかった場合は積み上げたものを失ってしまうリスクすらある。2018モデルと2019モデルを比較したとき、こんな感想を抱いた気がします。2020モデルもそうなのだろうと勝手に思っていましたが、確実にクロスバイクのベストセラーとしての変化をしている気がします。

 

ぼくが一番気になったのはタイヤサイズ。これまでの700x28Cというサイズはクロスバイクのなかでは一般的で、街乗りにもサイクリングにも使えるオールマイティなサイズという印象です。このサイズを使っている他のクロスバイクも多い。

 

クロスバイクでもっとスピード出したいとか、スポーツしたいとなると25Cや23Cへの交換が視野に入ってきます。細身のタイヤにすることでより軽く、より抵抗を無くしたくなる訳です。それに逆行して30Cに太くしてくるとは何事なのか。タイヤの太さだけならママチャリと大して変わらんのでは。という疑問が浮かびました。

 

個人的な解釈ですが、エスケープR3って良くも悪くも売れてるクロスバイクなんですよね。中古でも球数あります。中古の車体を見ると買ってそのまま?トラブル起こるまでノーメンテ?みたいな車体も多々あります。あとは学生の通学用に購入するパターンも多いそうです。エスケープR3はフェンダーやらキャリアやら純正オプション品も多く用意されていて全天候型通学仕様にできたりもするクロスバイクなんです。そこまで用意しといて、タイヤが細いがために通学中にパンクしたとか、クイックリリースがロックされてなくて外れて事故るとか嫌ですよね。なので今回のモデルチェンジの内容は少なからずその辺の、ターゲットユーザーの使用状況も加味されての内容なのではないかという印象を持ちました。

 

個人的には購入したからには大事にして欲しいし、メインテナンスも楽しみや喜びの一つになり得るとは思いますが、それが難しい場合もあると思います。2020モデルはより安全に、より長く楽しめるクロスバイクになったんだと思います。スポーツ寄りのクロスバイクというよりは、街乗り寄りのクロスバイクという方向へシフトしている印象。ちなみに2020モデルは、もう1万円プラスすればディスクブレーキバージョンエスケープRというモデルが手に入ります。

 

それに加え、ジャイアントにはエスケープR3と同価格帯で「クロスター」というさらに軽量でスポーティなモデルがあります。エスケープR3とのキャラクター分けが明確になってきたことから、スポーツ寄りのクロスバイクが良いという方はこちらをどうぞってことなんでしょう。

 

ベストセラーのあるべき姿。いや、まあ、難しいですね。

クロモリロード レストア シマノ600 ディレイラー

 

生きてます、シシ丸です。

 

 

 

レストアシリーズ第6段

今回はリアディレイラーについて。

 

 

 

前回までの作業はこちら

 

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さて、マイ和製ヴィンテージスペシャルロードバイクとなるであろうエディメルクスさんですが、シリーズを読み進めるうちに、コイツ諦めたんじゃね?という空気が漂いますが、結論から言うと、とりあえずという状態までは出来上がってます。

 

更新頻度?いや、そこは大人の事情ということもありまして、諸々お察し頂ければ幸いです。色々トラブルもありましての更新となりますことを、重ねてお察し頂ければ幸いです。

 

 

 

 

SHIMANO600とは

さて、表題であるシマノ600ディレイラー。エディメルクスさんに装備されているリアディレイラーがどんなものなのかと、読み取れるSHIMANO600という刻印を頼りに、ざっくり調べました。シマノ製なので、ある程度の情報は得られました。調べていくと現在のアルテグラというシリーズのルーツとなったモデルということがわかりました。

 

サルベージ直後の図

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エディメルクスさんのシマノ600は、なんと1978年に登場したらしい初代モデルのようです。フレームのミヤタ製エディメルクスシリーズの登場は、シシ丸調べで1973年あたりなので、およそ40数年前に組まれたものであることは間違いないのだろうと思います。もちろんSTIと呼ばれるブレーキレバーとシフトレバーが一体化された機構などない時代の代物なので、Wレバー呼ばれる変速機構。Wレバーは、フレームのダウンチューブに変速レバーが設置されるため、変速するときはハンドルから手を離して操作しなければなりません。これ、ちょっとした驚きでした。比較対象がおかしいですが、エスケープR3 と比較しても走行中にハンドルから手を離すって、単純に危なっかしい操作になると思います。ちょっと慣れが必要になるかもしれません。

 

話が逸れましたが、どうやらロード用コンポというよりは、ツーリング用コンポ。上位機種であるデュラエースの廉価版といった位置付けだったようです。とはいいつつ、当時はスポーツ車=ランドナーを筆頭にツーリング車というイメージだったようなので、現代に置き換えればまぁそこそこロード用?もしくは入門用といったところなのでしょうか。とりあえずスポーティな部類なのだろうということは分かりました。クロモリフレームに着いてるんだからまぁそうなんでしょうけど。それを言ったら元も子もない。ぼくの中ではヴィンテージロードということになっているので助かります?  後ろ盾を得られたということですね??  ただ廉価版とはいえ性能は確かなものらしく、コスパの高いシリーズだったようです。

 

 

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そこから80年代に入ると何度か意匠変更や改名も行われつつ進化。なかでも「唐草600」と呼ばれているモデルは、和製ヴィンテージ趣ムンムンです。上記写真の1番下ですね。フェロモンムンムンデザイン。個人的には初代よりこっちのほうがヴィンテージ感、雰囲気がある気がします。初代モデルでも写真真ん中左のエディメルクスさん装備のものと、刻印が縦長の写真上&写真真ん中右のモデルがあるみたいです。初代モデルのデザインもなかなか味のあるものだと思います。その後は、刻印ではなく塗装による印字のモデルもあるようですが、この辺になると所謂ヴィンテージ感は薄れて現代寄りのデザインになってくる印象になります。

 

そんなこんなで時代を重ねるにつれ、シマノ600シリーズはツーリング用パーツという位置付けからロード入門、中級者向のパーツへとランクアップ。90年代に入ると、シマノ600アルテグラと改名され、STIが導入され、ギヤの多段化も進み、次第に600という名称は消滅、アルテグラシリーズとして現代までの系譜を築いたようです。宜しいでしょうか?非常にざっくり分かりましたね??ありがとうございます宜しくどうぞ

 

 

 

SHIMANO600レストア

レストア作業としては、フレームから取り外しスチールウールでのサビ落としと、固着した古いグリスや稼動部をパーツクリーナーやスチールウールで除去、洗浄したのちに新たにグリスアップ、注油するくらいでした。

 

古いチェーン、古いシフトワイヤーから解放の図。 ぶらーん。

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細かい写真がなくて申し訳ない所ではありますが、こういった説明書のない手探りの作業は、手に取りながら、ここはこう動くから、潤滑が必要だとか、ここは摩耗しそうだからグリスを塗っておこうとか、想像力を働かせながら作業すると楽しいかもしれません。ある程度トライエラーも起こるかもしれませんが、それも楽しみのひとつ。お勉強になります。もちろん事故や怪我に繋がるような作業は御法度という前提の話。実は油汚れまみれで写真とる余裕はなかったという話。

 

ということで見違えるように蘇りました。耐久性ハンパないって。

シャキーン

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to be continued

クロモリロード レストア タイヤ交換

こんにちは、シシ丸です。

 

 

 

レストアシリーズ第5段

ちょっと間が空いてしまいましたが、今回はタイヤ交換です。

 

 

 

前回までの作業はこちら

 

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使用工具 

  • タイヤレバー
  • 空気入れ
  • 気合い

 

スポーツバイクのタイヤ・ホイールは数種類規格があり、素人のぼくには特定に時間がかかりました。特殊なやつは扱いにくそうだなーと思いながら、カチカチのタイヤをめくって確認したら、クリンチャータイヤと呼ばれる一般的?なチューブ入りのタイヤでした。サイズは700X23C。

 

 

使用するタイヤはこちら

 

付いているタイヤにならって、アメクロタイヤで探していましたが、在庫があったのがこれでした。アメクロと呼ばれるタイヤと比べるとちょっとだけ色が薄いみたいですが、まぁ良しとしますというか違いがよくわからないというポンコツぶり笑 700X23Cというサイズはロードバイクでは一般的なサイズなので、もっとロードバイクっぽいタイヤも選べましたが、雰囲気とコスパ重視でこれにしました。それに国産クロモリロード なので、なんとなく国産メーカーのタイヤを使いたかった。スペック的には街乗りに適したベーシックタイヤのようです。スペックが車体に合っているのかわかりませんが、ほんとにレストアで復活できたらそのときにまた考えようと思います。

 

そう考えると後々エスケープR3に流用してもおかしくないタイヤにすればよかったような。。。

 

 

 

 

 

タイヤチューブ・リムテープも新調

 

 

 

 タイヤ取り外し

肝心の交換作業は、必死すぎて写真撮り忘れました。流れとしてはブレーキ等の邪魔になりそうな部品はすでに外していたので、ホイールを外すところからのスタートでした。クイックリリースを解除してフレームからホイールを外す→ホイールから古いタイヤ&チューブを外す→古いリムテープを除去

 

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数十年おつかれさま。


 

 タイヤ取り付け

取付は逆の手順です。
やってみた感じ、リムテープは呆気なく装着できます。リムテープ超楽ちん。リムテープ幸せ。チューブに少し空気を入れてからタイヤにセットしていきます。あとはホイールとバルブ位置を合わせてタイヤレバーを使ってビートをホイールに入れていけばオッケーなんですが、ちょっと硬かったので、チューブを噛んで痛めないように注意が必要でした。タイヤレバー3本駆使しても最後のひと押しで苦戦。最終的には気合いかも笑 後で知りましたが、事前にタイヤをよく揉んでおくと良いみたいですね。

 

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とまぁ素人なりに作業を進めてはいますが、手持ちの工具でバラせない…DIYでO/Hができそうにない部分が出てきそうな予感がしています。規格も色々あり、BBやハブまわりなど専用工具が必要な部分がどうしたもんか状態。どの工具が適合するのかわからない状態。勉強不足、情報不足、資金不足という三重苦です笑 このままではレストア頓挫しかねないのでとりあえず、乗れるところまではDIYで持っていくとして、その後はプロにアドバイスもらったりもしたいと思います。

 

 

 

to be continued

ワークマン イージス 防寒レインSTRETCH Perfect ジャケットについて

こんにちは、シシ丸です。

 

何かと話題になってますね、ワークマン。
各メディアでも取りあげられ、ワークマンプラスでは約4割が女性客だとか。UNIQLOのポジションを脅やかし始めるのか!?

 


もともとは職人さん御用達のお店。プロの職人が求めるガチものを提供してきたワークマン。ざっくり言えば低価格で高機能がワークマンの売り。

 

 

 

 

 

ワークマンプラスとは?

ワークマンプラスは、「高機能×低価格のサプライズをすべての人へ」というコンセプトで立ち上げられたアウトドア・スポーツ・レインウエア向けの製品を取り扱う高機能ウエア専門店。働くプロの過酷な使用環境に耐える品質と高機能を、「値札を見ないで購入できる安心の低価格で届けたい」というテーマのもと、既存のガチ路線の延長線上で、一般の人にもその良さを届けたいという製品がラインナップされています。ワークマンプラスの出店が相次いでいますが、販売している商品は、ワークマンプラス店舗の専売品ではなく、全国800店舗以上のワークマン各店舗でも販売しているので、どこでも手に入ります。すでにネットワークが確立されているのも強みになっている。

 

ぼくは年間で一度か二度くらいのペースでワークマンを覗きにいく癖?があって、ちょうどまた覗いてみようかという気持ちがわいてきていました。というのも、朝夕の冷え込みが堪える感じになってきたこの時期、クロスバイクに乗るときにいいアウターがないかと早めに仕事が終わった日、帰りに寄ってみました。

 

ここ2、3年の間で機能性を残しつつカジュアルなものやデザインに振ったラインナップが増えてきたなーという印象は持っていました。これまでも、DIYなど作業するときにいいかもと思い、手を伸ばすものもありましたが、重かったりデカかったりゴワゴワだったりシャカシャカだったり。なんか「惜しい」という商品が多く、実際に購入に至るまでのものはありませんでした。久しぶりに覗いたらもろもろ進化していて、購入しちゃいました笑

 

 

 

ワークマンプラス 主力3ライン

下記、ざっくり紹介します。

 

 FieldCore(フィールドコア)

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風に負けない「アウトドア向けアイテム」
ワーキングウエアで培った高品質・高機能をアウトドアビギナー向け。ファッショナブルなデザイン、作業服のワクを越え、アウトドアブランドの定価の1/3を目指して開発。

 

 

 

Find-Out(ファインドアウト)

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動きを追求した「スポーツウエア」
ワーキングウエアで培った高品質・高機能を手軽に手に入れられるスポーツアイテム。作業服のワクを越え、スポーツ系ブランドの定価の1/3を目指して開発。

 

 

 

AEGIS(イージス)

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防水機能で「雨にも強い」 
絶対的な防水性能を誇るAEGIS。バイクを愛するライダー、ウィンタースポーツ・マリンレジャーを愛するアウトドア派へ信頼の強力防水と、秋冬商品は防寒性能もプラスしオールマイティウエア。

 

 

 

 

 

AEGIS(イージス) 防寒レインSTRETCH Perfect ジャケット

今回ぼくが購入したのは、「AEGIS(イージス) 防寒レインSTRETCH Perfect ジャケット」税込3900円。

 

主な特徴 ・機能

  • 全方向ストレッチ機能で動きやすさ抜群
  • 軽量設計で耐水圧は10,000mmの本格派
  • 透湿度は驚異の8,000g/㎡/24hでムレ防止
  • 左胸ファスナーポケット
  • 両サイドファスナーポケット
  • 裏地トリコット
  • 反射プリントつき
  • 裾部分にはめくり上がり防止のサイクルカット&すべり止めつき

 

  • 素材/ポリエステル100%(TPUラミネート)
  • 中わた/ポリエステル100%
  • 裏地/トリコット

 

キレイなシルエット

よくわからん機能もありますが、とりあえず色々スゴイらしいというのは伝わってきますね。この製品はFIT STYLE(細身シルエット)らしく、シルエットも結構キレイ。Mサイズを購入しました。サイズ感をわかりやすく言うと、montbellでいうS~Mの中間くらい。わかりにくいか。要はワーキングウエアとは違い、ちゃんと細身になっています。

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with 無印良品リュック

つーか控えめに言ってもカッコいいですコレ。

シャカシャカするような安っぽい生地感もまったくない。

 

アウトドアブランドの商品だとすれば、約3倍の12000円だと言われても全然違和感なく納得できる仕上がり。しかも中わた入りで結構暖かい。

 

 

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フロント

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バック

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止水ファスナー

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裏地トリコット

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胴体部分はトリコットという化繊の毛羽立った生地で、中綿もあり暖かいです。でも袖部分は滑りの良いメッシュ生地が使用されていて、着る時も脱ぐ時もつっぱる感じが一切なく良い感じ。

 

裾部分のサイクルカット&すべり止め

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 裾にシリコンテープのようなものが付いています。よくウィンドブレーカーなどで、ゴムで絞りを調節できるものがありますが、代わりにこれが付いている感じ。クロスバイクに乗るときに一度使用してみましたが、ズレにくさは申し分ない。ただなんとなく、「コレ、劣化するだろうな」という気配はムンムン笑

 

防水性能

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「 絶対的な防水性能を誇る」ってうたい文句の検証。ちゃんと水弾きます。全然イケる。

 

その他

クロスバイク含むスポーツバイクは、普通の自転車よりは前傾姿勢になると思います。最近、エスケープR3に乗っていて首元から入る空気が冷たいのなんの。程よく汗をかいていれば冷気が心地よくなりますが、それまでがまぁ寒い。ところがこのワークマンのアウターは、ファスナーを上げれば全然冷気が入りません。ある程度の時期まではマフラーとかネックウォーマーとかいらないんじゃね?って感じです。

 

 

惜しい所

とはいっても、価格を考えればかわいいもの。

一応挙げますが、ぼくは全力で受入れます。

 

・ロゴが致命的にダサい問題

わざわざ前後に入れていただかなくても大丈夫。

 

・ポケットが小さい問題

手を入れるとスレーキがわしゃわしゃしている。

それ以前に手がはみ出る。

 

・ポケットのファスナー扱いづらい問題

防水や防風のためなのかポケットのファスナーが二重三重に覆われていて手探りで辿り着くまで、慣れを要します。他のアウトドアブランドならストラップが付いていたりするがそれがない。

 

 

余談

総合的に見て、とても素敵なアウター。たぶんぼくはこの秋冬のクロスバイクライフやロードバイクのレストア時においてヘビロテすると思う。低価格で提供してくれるワークマンありがとう。こんなにも素晴らしいアウターを、なんの躊躇もなくビニール袋に入れてくれるあたり、さすがの潔さ。清々しくもありました笑

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クロモリロード レストア 部品外し他

こんにちは、シシ丸です。
 
 
クロモリロード、レストアシリーズ第、、、4段なのか?発掘から数えると4回目の投稿なので、これでカウントしていきたいと思います。
まだ、たいしたことしてません。
 
 
 
 
写真多めでお送りいたしますが、作業しながら撮っているスマホ写真なので見づらさを含む仕上がりであることはお察し下さいますようお願い申し上げます笑
 
 
 
 

 今回の主な使用工具

  • チェーンカッター
  • トレー
  • ドライバー
  • レンチセット
  • コンパウンド
  • ウエス
 
 
 

各部品取り外し

まずは外せるものを外していきます。最初にチェーンカッターでチェーンをカットします。ぼくはチェーンカッターを持っていませんでしたが、いずれエスケープR3のメンテナンスやカスタムでも使う機会はありそうなので買っておいて損はないと、新調しました。

 

 

 チェーンの連結部にセットしてハンドルをクルクルと締め込んでいけばピンが抜けてチェーンをカットできます。 簡単です。外したチェーンはサビも固着も酷いので、再利用は難しそう。

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オリジナルのチェーンを再生するために、灯油に浸してつけこんで馴染ませて汚れを落としてとかまで、するつもりはない。そんなガッツもない。でもまだ捨てずに保管しておきます。新しいチェーンの長さを決めるときに同じコマ数にすれば長さ調整が容易にできるようです。
 
リアディレイラー

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フロントディレイラー

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リアブレーキ

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フロントブレーキ

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などなど、どんどん外していきます。ただし、この作業で重要なのは、取り外す前に各パーツがどう装着されているのか記録すること。オーバーホール後、装着時に装着方法が分かるようにしておかなければなりません。写真撮るのが簡単ですね。ぼくは自信がない部分はできるだけ写真を撮りました。
 
それに加え、ワッシャーやボルトなどの細かい部品が混ざらないように、各パーツ毎にトレーなどを用意して分けて置きます。「リアディレイラーに関する部品のトレー」「リアブレーキに関する部品のトレー」といった具合。最悪組み立て時に分からなくなったり、どこに使う部品だっけ!?と迷ったりする場面が起きても、トレーのなかの部品以外の組み合わせはあり得ないという状況を作っておけば、組み合わせパターンが限られるので間違いを起こしにくくなります。
 
 
 
 
 
 
 

フレーム磨き

 各パーツを取り外していくと、さっぱりしたクロモリフレームになっていきます。まだまだ外すパーツはありますが、汚れも落としていかなければならないので、試しにフレームを磨いてみようかという気持ちになり、作業半ばで少しフレームを磨いてみました。車の傷消しで購入して持っていたこちらを使用。
 

  

SOFT99 ( ソフト99 ) 99工房 コンパウンドトライアルセット 25gx3種 09192

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リアブレーキまわり

 

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右側:汚れ落とし前

左側:拭き取り後

違い、わかるでしょうか。まぁ各所に小傷や塗装剥がれはありますが、汚れを落としてみるとまぁまぁキレイになります。拭き取って汚れを落とすだけでこの感じ……これをさらに磨いたらどうなるんだろうと思い、やったりました。

 

 

 

トップチューブ

 

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どうでしょうわかってもらえるでしょうか?まだ一部しか磨いていませんが、まず思ったことは、めちゃくちゃ塗装がいい。まだまだクリア層が残っていて、ちょっと磨いただけで表面の小傷とくすみがとれて透明感が復活。めちゃくちゃキレイになります。画像は塗装面のダメージが少ないトップチューブですが、40数年前の塗装ですよコレ。いい仕事してます。ひとりで感慨深くなってしまいました笑

 

 

 

to be continued

クロモリロード レストア 三ヶ島ペダル

こんにちは、シシ丸です。

クロモリロードレストア始めました。

 

 

 

 

 

「当時物」

自動車やバイクにおいて、旧車や絶版車と呼ばれるジャンルで、「当時物」という言葉が使われることがあります。文字どおり、その時代のものにはその時代のものをということですね。

 

今回クロモリロードをレストアするにあたって、ぼくもこの「当時物」というワードを意識して出来るだけオリジナル、もしくは雰囲気を崩さないレストアをしていきたいと思います。コイツのオリジナルの正解がわからないって話もありますが、それは置いておきます笑 あくまでもスタンス的なものということで。ちなみに、エスケープR3のカスタムスタンスは何でもアリ

  

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 ペダル取り外し~現状

さて、レストア本も目を通し終え、準備できそうなものは用意したので、何から手をつけようかとEddy Merckxさんを眺めて考え込むこと数分。まず目に付いたのがペダルでした。なんか取っ掛かりとして簡単そう。ペダルの現状は、錆びついてメッキも剥がれて動きも見てくれも悪くなっています。まずはこれをどうにかしたい。どうにかするといっても、たぶん分解に必要であろうというナットはサビで角が丸くなってしまいレンチがかかりません。潔く交換の方向になりそうな予感。

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早速取り外しに掛かります。コンクリブロックに反対側のペダルをかけてクランクが回らないようにして、モンキーで外しました。ある程度固着を覚悟していましたが、わりとすんなり外れてくれてました。考えてみれば自転車なので車の足回りなどのような鬼トルクで締まっているパーツはないはずです。反対に、パーツを取り外す際は力を掛け過ぎて破損なんてことにならないように気をつけていきたいと思います。

 

現状はこちら。

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 おそらくボロボロしてる所はメッキ、錆びている所はスチール系、白っ茶けた銀色の所はアルミといった感じだと思います。取り付いていたネジ山の部分が本来の色に近いのでしょう。

 

 

 

 

 

三ヶ島ペダル

このペダルは何者なのか、手がかりを探します。

 MIKASHIMA MKS PEDALの刻印。

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調べてみると、三ヶ島製作所というメーカーのものです。日本製造にこだわっているメーカーで、厳しい品質審査をパスしてNJSという称号を得た国内唯一のペダルなのだそう。競輪にも使われているというので、かなり信頼出来そうです。

 

 

 

 

 

三ヶ島 MKS SYLVAN TOURING

当時物をとは言っても、フレームと同年代のNOSペダルを探すのは至難の業と思われます。新品でも雰囲気を崩さないものはないか探したところ、あるもんですね。

MKS SYLVAN TOURING

MKS(三ヶ島) ペダル シルバン ツーリング [SYLVAN TOURING] シルバー 左右セット

MKS(三ヶ島) ペダル シルバン ツーリング [SYLVAN TOURING] シルバー 左右セット

 

なんとこの製品、メーカーHPによると1978年発売!40年前です。今もなお人気を誇るロングセラー製品。ということは名作。外したペダルとはちょっと形状は異なりますが、いいですね〜こうゆうの。こんな背景がある製品、結構好きです。40年前からのロングセラー製品なら、当時物のNOS品といっても過言ではないという都合のいい解釈をして、ペダルはこれに決定。

 

SYLVAN TOURINGがいい感じだったら、エスケープR3のペダルも三ヶ島にしようと思います笑

 

 

to be continued

クロモリロード レストア準備

こんにちは、シシ丸です。

 

 

 

さて、前回は発掘調査を行ったわけでありますが。

 

 

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長い間実家で眠っていた自転車を、素人がレストアしてみようと思います。

「MIYATA Eddy Merckx」

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こいつを、起こそうと思います。

 

 

 

 

 

下調べ

ぼくは、自転車に関してはまったくのど素人なので、何から手をつければいいのか、どこまで自分でレストアできるのか、わからないことが多いのです。というかわからないことだらけなのです。だってつい先日、クロスバイク界でもっともポピュラーなエスケープR3を購入しただけというレベルなんだもん。しかもレストアしようとしている車体はかなり古そうな個体なので、現在手に入るパーツでの補修ができるのかとか、不安もあります。闇雲に手を出して失敗して直せなくなるようなことにはなりたくないので、参考になりそうな記事や本を探していました。そしたら、先日こんな本を見つけました。

 

クロモリバイク徹底レストアBOOK (エイムック 3808 BiCYCLE CLUB別冊)

クロモリバイク徹底レストアBOOK (エイムック 3808 BiCYCLE CLUB別冊)

 

 

まるでいまのぼくのためにあるような本です素敵です笑 

現在進行形で読み漁っていますが、

まず思ったことは、外車がかっこいい(オイ

わりと身近なものを工夫して使用していることです。

 自転車のレストアを身近に感じさせてくれるような内容があります。

 

 

準備

そんな本の内容を参考に、バラす前に以下のものを用意しました。

  • グリス
  • スチールウール
  • サンポール
  • シリコンスプレー
  • CRC 5-56
  • トレー

どれもホームセンターや100均などで手に入るものですね。ぼくは車やバイクの部品交換や、軽いメンテナンスくらいの経験はあるので、それなりに工具やらケミカル用品やらは持っています。当初はそれら手持ちのものを駆使すればなんとかなるのではと高を括っていましたが、予想外のツール?が出てきました。それは、スチールウールとサンポールです。どちらもサビや腐食と敵対するための必殺装備のようで。スチールウールなんて、小学校だか中学校だかの理科の実験以来の再会です笑

 

これらに加え、個人的に車やバイクの整備から必要になるのでは?とピックアップしたものというか補足として付け足したものは以下の通り。

  • 真鍮ブラシ
  • スコッチブライト
  • ピカール
  • WAX

 

その他必要になるものは適時揃えていきたいと思います。なんだかんだ難しく考えるより、やり始めてみてしまおうと思います。んーどうなるのか。本当に素人にレストアができるのか。これは現時点ではわかりませんが、車やバイクの経験から言うと、バラしながら覚えたほうが構造やらコツは早く覚えられます。半ば勢いです。ヤケクソではありません笑

 

余談

ところでこの「MIYATA Eddy Merckx」さん、

クロモリロードと言っていいのか、ちょっと自信がありません。

 

ランドナーではなさそうですが、スポルティーフなのか?


素人が過ぎるため、そこらへんの定義もまだよくわかってませんが、
クロモリロードであって欲しい(欲を言えば外車じゃなくてもいいからヴィンテージロードであって欲しいw)という個人的な願いをこめて、こいつは「クロモリロード」なんだということにしようと思います宜しくどうぞ。

エスケープR3 カスタム(ステム逆付・サドル交換)

こんにちは、シシ丸です。

 

 

クロスバイク、エスケープR3に乗り始めて、まったく運動しない生活と比べれば程よく汗をかいて有酸素運動できている気はするものの、味覚の秋という季節柄プラスマイナスゼロな気がしています笑 どんどん寒くなり自転車に乗ることが億劫になりそうな気配を感じるので、モチベーションを保つべく早速エスケープR3のカスタムに挑戦してみました。ポジションを変えるとお尻痛が軽減されるのかという検証がてら。

 

 

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今回のカスタム内容は以下の通り。

 

 

使用工具はたったのふたつ

  • アーレンキーセット
  • パイプカッター

 

 

TOPEAK(トピーク) ツールヘキサス 2 ブラック TOL17400

TOPEAK(トピーク) ツールヘキサス 2 ブラック TOL17400

 

 

 

SK11 パイプカッター 切断能力 4~32mm PC-32

SK11 パイプカッター 切断能力 4~32mm PC-32

 

 

 

 

 

ステム逆付

ステムとは、フロントフォークとハンドルを繋ぐ部品。角度がついている部品なので、逆に付ければ角度が反対方向へ向くため、ハンドルの高さを変えることができます。さらにスぺーサーを取り付ける位置によっても高さを調整できます。今回は乗り始めた当初から、上体が起き気味でお尻へ体重が掛かりすぎているのではという仮説からハンドルの高さを下げてみたいと思います。

純正状態はこちら。

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なんてことはない、吊るしの状態。

まずはアーレンキーでトップキャップを外します。

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つぎに、ステムの左右にあるフロントフォークと固定しているボルトを緩めると、ステムが外れます。ぼくは今回、他にグリップ交換とハンドルカットを同時に行ったり、どうなっているのかと変な興味があったため勉強の意味もありハンドル回りの部品を全て外してしまいました。ステム逆付やスペーサーによる高さ調整のみを行う場合などは、必要なボルトだけ外してやればOKです。

 

純正位置

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ステム逆付、スペーサーで20mmほど下げた状態

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計算や測定をしていないので正確にはわかりませんが、30~40mmくらいはハンドル位置が下がっているような感じです。

 

ハンドルカット

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 パイプカッターを使用しハンドルを左右30mmずつカットしました。

パイプカッターがあれば、特に難しい作業ではありません。力もいらずハンドルをカットすることができました。ただカット後の切断面はバリがでてしまい、鋭利な状態になっているので素手で触ると危険な状態になります。軍手や作業用のグローブ等を使用しての作業をお勧めします。切断面の処理はヤスリ等を使用して滑らかにしましょう。

 

もろもろハンドル周りがキマッてきたら元に戻していきます。

ぼくの作業上の注意点としては、トップキャップのナットから締めること。でないとフロントフォークにガタがでます。これは車体を転がしながらフロントブレーキをかけることで確認できます。ただしこのナットは締めすぎると破損の原因となるようなので、締めすぎには注意が必要です。車体を転がしながらフロントブレーキをかけ、ガタがでなくなったところらへんがたぶん正解。あとはタイヤとハンドルが直角になるように調整して、ステムの左右にあるフロントフォークと固定しているボルトを締めます。

 

 

グリップ交換

グリップは人間工学に基づくなんちゃらとか、いろいろ良さそうなものもあったのですが、今回は試験的に数百円の代物です笑

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エスケープR3のブラックトーンはケーブルカバーがホワイトなので、それに合わせてアクセントカラーがホワイトのものにしました。純正グリップは、グリグリすれば外せますが、不要ならカッター等でカットしてしまったほうが早く外せると思います。

 

 

サドル交換

エスケープR3の純正サドルはちょっと「ボテッ」とした印象です。その分クッション性は良いのですが、ビアンキのローマシリーズなどは最初から「シュッ」としたサドルがついています。このスマートな感じがカッコいいんですよね。ボテッとしたものはクッション性という意味ではアドバンテージはありそうですが、ハンドルポジションの変更で純正より前傾姿勢にするため、お尻への負担は軽減される(だろう)からクッション的には固そうなシュッとしたサドルにしても大丈夫(だろう)と、見た目重視で変更しました。交換したのは、「アサヒサイクルavantriggerスポーツサドル」VERO製です。ガチガチのスポーツサドルというよりは、スポーティなサドルといった感じ。クロスバイク向きでシュッとしたやつ。

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純正シートポストならボルト1本で交換できます。

 

 

 

アサヒサイクル avantrigger スポーツサドル レッド 15503

アサヒサイクル avantrigger スポーツサドル レッド 15503

 

 

 

全体像

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純正状態と比較するとハンドル位置とサドル位置が同じくらいの高さになりました。試乗した感じでも以前よりも前傾姿勢になり、グリップへの体重の掛かり方が増えたような印象です。サドルのクッションは固くなりましたが、細身にもなったのでこちらもお尻への体重の掛かり方が変わった印象。しばらくはこの状態で様子を見たいと思います。

 

無印良品「肩の負担を軽くするPCポケット付リュックサック」について

こんにちは、シシ丸です。

 

 

リュックを買い替えました。

 

 

 

 

 

 

無印良品のコスパ最強リュック

その名も、無印良品「肩の負担を軽くするPCポケット付リュックサック」。巷でコスパ最強と銘打たれるリュックです。特許申請中という新開発の「肩の負担を軽くするショルダーパッド」が使用されています。パッと見普通のリュックですが、軽いです。本体の軽量さに加え、ショルダーパッドがいい仕事します。

 

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シンプルなデザイン、使い勝手良し

 

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見た目こそシンプルですが、両サイドにポケットがあったり、背面ファスナーから中にアクセスできたりと機能面でも充実しています。

 

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PCポケットには、ちゃんとPC入ります。

 

買い替えたというか、以前から使ってたものも処分してないので買い足したというべきなのか。でもたぶん今まで使っていたものは手を加えないと使えそうにありません。なぜならば、PU(ポリウレタン)コーティングの宿命=経年劣化、加水分解が起きたから。

 

 

 

購入までの経緯


ぼくは学生時代に結構好き好んでリュックを使っていました。両手がフリーになるし、荷物も結構持ち運べる。いまの時期のように朝夕と日中で温度差がある季節なら上着の出し入れも容易。なので、リュックというバックは結構好きです。

 

で、今。クロスバイクに乗るようになりました。夜走り出す前は肌寒いと感じるので、ウィンドブレーカーを着て、ショルダーバッグに最低限の荷物を持って乗っているのですが、だんだん汗ばんできます。でも、脱げない。ウィンドブレーカーを脱いだところで収納できないジレンマ問題。それにクロスバイクならふらっと買い物にも行けるはずなんですが、買ったものを持ち運べない問題。その解決策として浮かび上がったのがリュックでした。早速リュックで出掛けようと、久しぶりにクローゼットから引っ張り出してファスナーあけたら、加水分解でボロボロでした。ちくしょう。

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外側はキレイな状態なんですが、中はこんな状態です。荷物を入れようもんなら、ボロボロと剥がれ落ちたコーティングがまとわりついてしまいます。こんな状態になってしまうんですね、いい勉強になりました。このリュックも気に入っているので気が向いたらコーティング剥がしに挑戦しようと思います。

 

 

 

候補の条件

  • なんとなく黒:使い勝手良いので
  • シンプル:飽きないので
  • 安くて良いもの:気に入れば良いので

今回の経験をふまえ、加水分解しない素材がいいとも思いましたが、リュックはアウトドア用途兼用のようなものも多く、防水や撥水機能がついているものが多いです。となると大体PUコーティングをはじめとしたウレタン系のコーティングがされているみたいで、経年劣化はさけられない模様。コットン系の素材ならそこまで劣化はしなさそうだけど、色落ちや色褪せが心配。それに重いのでクロスバイク向きではなさそう。

 

そんなこんなで、あまり素材にはこだわらないようにしました。でも購入前から著しく経年劣化するのが分かっていながら、高いものは買いたくない。なので、ブランドとかは特に気にせず漠然と「安くて良いもの」を探していました。

 

 

 

発見から5分で購入

ここのところ上記の条件のもと、なにかのついでに物色していましたがなかなか気に入ったものが見つかりませんでした。ふと立ち寄った無印良品で、ふと目にして、ふと手にして、5分で買いました。すんなりバチっと条件に当てはまりました。ちなみにこの無印良品リュックも撥水機能付きで、なかの品質表示にはちゃんとウレタン樹脂を使っていて、湿気によって劣化する性質があって、保管状況によるけど将来的には劣化しますよ的なことが注意書きされていました。でもこの値段なら使い倒して壊れる前に劣化したとしても十分に元はとれます。たしかにコスパ最強リュックかも。