こんにちは、シシ丸です。
クロモリロードレストア始めました。
「当時物」
自動車やバイクにおいて、旧車や絶版車と呼ばれるジャンルで、「当時物」という言葉が使われることがあります。文字どおり、その時代のものにはその時代のものをということですね。
今回クロモリロードをレストアするにあたって、ぼくもこの「当時物」というワードを意識して出来るだけオリジナル、もしくは雰囲気を崩さないレストアをしていきたいと思います。コイツのオリジナルの正解がわからないって話もありますが、それは置いておきます笑 あくまでもスタンス的なものということで。ちなみに、エスケープR3のカスタムスタンスは何でもアリ。
ペダル取り外し~現状
さて、レストア本も目を通し終え、準備できそうなものは用意したので、何から手をつけようかとEddy Merckxさんを眺めて考え込むこと数分。まず目に付いたのがペダルでした。なんか取っ掛かりとして簡単そう。ペダルの現状は、錆びついてメッキも剥がれて動きも見てくれも悪くなっています。まずはこれをどうにかしたい。どうにかするといっても、たぶん分解に必要であろうというナットはサビで角が丸くなってしまいレンチがかかりません。潔く交換の方向になりそうな予感。
早速取り外しに掛かります。コンクリブロックに反対側のペダルをかけてクランクが回らないようにして、モンキーで外しました。ある程度固着を覚悟していましたが、わりとすんなり外れてくれてました。考えてみれば自転車なので車の足回りなどのような鬼トルクで締まっているパーツはないはずです。反対に、パーツを取り外す際は力を掛け過ぎて破損なんてことにならないように気をつけていきたいと思います。
現状はこちら。
おそらくボロボロしてる所はメッキ、錆びている所はスチール系、白っ茶けた銀色の所はアルミといった感じだと思います。取り付いていたネジ山の部分が本来の色に近いのでしょう。
三ヶ島ペダル
このペダルは何者なのか、手がかりを探します。
MIKASHIMA MKS PEDALの刻印。
調べてみると、三ヶ島製作所というメーカーのものです。日本製造にこだわっているメーカーで、厳しい品質審査をパスしてNJSという称号を得た国内唯一のペダルなのだそう。競輪にも使われているというので、かなり信頼出来そうです。
三ヶ島 MKS SYLVAN TOURING
当時物をとは言っても、フレームと同年代のNOSペダルを探すのは至難の業と思われます。新品でも雰囲気を崩さないものはないか探したところ、あるもんですね。
MKS SYLVAN TOURING
MKS(三ヶ島) ペダル シルバン ツーリング [SYLVAN TOURING] シルバー 左右セット
- 出版社/メーカー: ミカシマ(MKS)
- メディア: スポーツ用品
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なんとこの製品、メーカーHPによると1978年発売!40年前です。今もなお人気を誇るロングセラー製品。ということは名作。外したペダルとはちょっと形状は異なりますが、いいですね〜こうゆうの。こんな背景がある製品、結構好きです。40年前からのロングセラー製品なら、当時物のNOS品といっても過言ではないという都合のいい解釈をして、ペダルはこれに決定。
SYLVAN TOURINGがいい感じだったら、エスケープR3のペダルも三ヶ島にしようと思います笑
to be continued