こんにちは、シシ丸です。
ジーンズ?暑くて履いてらんないぜ。ジーンズに汗吸わせてもいいことないので、むしろちょっと控えてます。
カスタムシリーズ。前回はポジションの変更と見た目をシュッとさせたくて、ハンドルカット、ステム逆付け、グリップ交換、サドル交換という簡易的なカスタムを施しました。
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しばらくこの状態で乗っていて、特段不満という不満はなかったのですが、エスケープR3でやりたかったカスタムがありました。それは、ステム、ハンドル、シートポスト等のブラック化。
きっかけ
不思議なものでひと口に自転車と言えど、モノによって全然違う。クロモリロードのエディメルクスさんのレストアを行いながら、クロモリバイクには磨いて輝くような無垢な金属パーツがよく似合うなーと感じてます。かたやアルミ製やカーボン製の立体的なフレームの場合、これが当てはまらない場合がある。もちろんあくまで個人的な好みによる部分。ボディカラーとの相性もあると思います。事実、同じエスケープR3でもボディカラーによっては、これらのパーツがブラックなやつもある。クロスバイク購入時の候補だったGIOSのミストラルやビアンキのローマなど、これらのパーツにブラックを採用しているモデルは多い。そういったモデルと比較すると、ぼくのなかではブラックトーン×シルバーパーツの組み合わせは、ちょっとチープな印象だったり、派手かも?と感じていました。この気持ちが強くなってきたので、冷めないうちに思い切って変えてみました。
交換するパーツ
もろもろブラック化にあたり用意するパーツは以下の6点。
- ステム
- ハンドル
- ステムスペーサー
- トップキャップ
- シートポスト
- シートポストクランプ
ぼくはトップキャップを用意し忘れました。どれもピンキリなんですが、ステムとシートポストの2点は装着後目立つパーツでもあるので、イタリアのcinelli(チネリ)というメーカーのパーツにしました。あとはお好みでグリップやバーエンドキャップなども変更してみてもいいかも知れません。
cinelli(チネリ)を選んだ理由
ロゴがお洒落でかっこいいから。レストア本にチネリのロードバイクが載っていて、かっこいいのなんの。イタリアのロードレーサーの原型を作った名門メーカーらしいです。だからと言ってヴィンテージや高額の車体やフレームなんてそうそう手を出せるものではないし、その気もない。そこで終わると思いきや、チネリはパーツも作ってると知る。何かのパーツをエディメルクスさんのレストアに使ってみようかとも考えましたが、国産メーカーのミヤタのフレームなので交換する部品は出来るだけ国産メーカーにしたい。もういっそ、エスケープR3のカスタムに使おう。こんな流れ。GIANTの、しかもエントリーグレードのクロスバイクにチネリのパーツってどうなんよ?とも思いましたが、何でもありのカスタムスタンスなのでいいのです。もともと多国籍パーツで組まれている自転車なんで。
パーツ選びの注意点
各クランプ径を確認
クロスバイクはその名の通り良いとこ取りで作られたようなジャンルなわけで。つまりは、色々な部品にロードバイク用の規格だったりMTB用の規格が混在していたりします。まずは取付部の径(クランプ径)が合わないと取付けられません。ステムのハンドルクランプ径とコラムクランプ径、シートポストも径をよく確認したうえで購入しましょう。最悪シムというパーツを使用して径を変更する方法もあるようですが、力や体重がかかるパーツなのであまり気が進まない。というわけで、基本的に取付可能かどうかは各クランプ径を合わせればオーケー。
ステムのサイズ・角度を確認
なんやかんや取付可能と確認できたら、次はステムの長さや角度を選びます。純正パーツでもハンドルカットやステム逆付け、ステムスペーサーによって高さやポジションの調整はある程度可能ですがやりすぎると不恰好なので、パーツを交換する際は少ない調整で良い位置に持っていけそうなものを探り当てられればベストだと思います。ぼくも一応この辺考えて選びましたが、はっきり言うと勘です。角度については任意の角度に調整できる可変ステムなんつーのもあります。個人的な感覚ですが、目安として純正パーツの調整範囲で満足できる場合は純正パーツに近いサイズを選べば良いし、もっとこうしたいという目的があれば純正よりちょっと長いものや短いものといった感じで選ぶと失敗は少ないかもしれません。基準はあくまで純正のサイズ。極端に純正と違うサイズを選ぶのは、たぶん色々狂うので失敗のもとだと思います。危ないしね。
エスケープR3の各純正部品サイズ
- ステム: 90mm(XS、S)、110mm(M)
- ハンドルクランプ:Φ25.4
- コラムクランプ:Φ28.6
- シートポスト:Φ27.2x300mm
- シートポストクランプ:Φ31.8
交換作業
ステム・ハンドル等の交換
作業内容自体は前回とほぼ同じ、違うのは各パーツを「交換」するということくらいなので省略しつつ紹介します。まずはハンドルまわり交換パーツ。
チネリのステム、ハンドルクランプ径がΦ31.8なので、ハンドルもそれに合わせてクランプ径を純正のΦ25.4からΦ31.8にサイズ変更しています。
取り付け中。トップキャップを用意し忘れたので純正を再利用しました。なんか、
これはこれでアクセント的な感じになったので、まぁいいやってなってます。
続いてハンドルカット。バリが出るのでヤスリ等で整えましょう。あとはハンドルまわりの部品を戻して、位置調整して、
締め忘れのないように確認しながら各ボルトを締めましょう。
シートポスト等の交換
こちらはハンドルまわりと比べると簡単。
純正のクランプはレバー付のクイックリリースですが、ボルト止めのものにしました。
シートクランプゆるめて純正シートポスト引っこ抜いてシートクランプ取って新しいシートクランプあてがって新しいシートポスト突っ込んでシートクランプ締めます。急に乱暴な感じですが、こんなもんです。あとはサドルを移設するくらい。簡単ですが油断せず、こちらも
締め忘れのないように。
GIANT × cinelli
全体図はこんな感じ。
ハンドルまわりとシートポストがブラックになったことで、フレームとの一体感がでたのでスポーティで落ち着いたような気がします。こればっかりは好みですけど、個人的には満足。
じつはステムの長さを変更しました。エスケープR3の(XS、S)サイズ純正の90mmから110mmに。あとで気づいたんですが、(M)サイズ純正と同じ長さでした。
角度もありますが、単純計算でいままでより20mm前にハンドルがつくことになります。ゆるーい比較画像をご覧下さいませ。
※撮影位置がざっくりです。それっぽく線とか引いてますが、本当に参考にしかなりませんのであしからず。
ノーマルステム逆付け ver
ハンドル位置がサドルよりも高く、フロントホイール中心よりも手前にあります。
GIANT × cinelli ver
撮影条件がとっても微妙なのであれですが、ハンドル位置がサドルと同じくらいの高さ、フロントホイール中心のほぼ真上にきているのはわかるかと思います。
単純な色替えだけじゃなく、ノーマルパーツではできない調整ができることもパーツ交換によるカスタムのオモシロイところ。ビフォーアフターも楽しめると思います。ぼくは今回のカスタムでハンドル位置が前にでたので、いままでよりも気持ち前傾姿勢になって窮屈さがなくなったので、個人的にこれくらいで乗りやすくなりました。でも、また慣れちゃうと分からなくなっちゃうんだろうなって気もしてます。ペダル交換したいー